1986-11-25 第107回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
先生おっしゃった二つの法律はいわゆるマル寒、マル南法と言われる法律でございますが、これは御承知のように北海道、南九州――南九州の場合には宮崎県と鹿児島県でございますけれども、それらの厳しい自然条件のもとにある特定の畑作地域を指定いたしまして、地域内で営農改善を図ろうとします農業者に対しまして、農林漁業金融公庫が必要な資金を長期かつ低利で融通することによりまして、地域における農業者の経営の安定を図ることを
先生おっしゃった二つの法律はいわゆるマル寒、マル南法と言われる法律でございますが、これは御承知のように北海道、南九州――南九州の場合には宮崎県と鹿児島県でございますけれども、それらの厳しい自然条件のもとにある特定の畑作地域を指定いたしまして、地域内で営農改善を図ろうとします農業者に対しまして、農林漁業金融公庫が必要な資金を長期かつ低利で融通することによりまして、地域における農業者の経営の安定を図ることを
御案内のように、二十七年のいわゆる特土法さらに四十三年のマル南法の制定等を背景にいたしまして、県営でいえば一五%とか団体営でいえば五%とか、特に高い補助率を適用いたしまして予算を確保し、事業の実施に当たっております。 今私ども農林省として把握しておりますシラス地帯で保全対策を必要とする農地は、八万一千ヘクタールという数字でございます。
同時にまた、これは畜産ではございませんが、早掘りカンショが、大変な努力をして、マル南法等の制定を通じながら一生懸命生産を上げているわけですけれども、やはり税金問題となると、農家はどんぶり勘定でございますから、この問題についても経済連等に対して農林省の方から適切な指導をされまして、課税の公平を欠くことのないようにひとつ格段の御配慮をいただきたい。これについて見解をいただきたいと存じます。
○新盛委員 以上をもって質問を終わりますが、マル寒にしてもマル南にいたしましても、地元では非常に希望している問題でもございますし、延長したという経緯にかんがみまして、ぜひとも営農畑作振興という問題もとらえて、今後とも政府としての一段の御助力なりあるいはまた指導の面においても適切にお願いを申し上げたい。
今回の法改正、マル寒の方は過去五回延長、そしてマル南の方は過去二回延長、こういう中で五十八年度の貸付計画額はマル寒、マル南とも合わせまして六十億、こういう状況でございます。
○新盛委員 ただいま参議院送付になりました通称マル寒、マル南法案の一部改正に関する問題で、若干の質問を申し上げておきたいと思います。とりわけ南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法、マル南の関係について、関係者でもございますし、このたび法案の延長を図っていただきましたことについて大変敬意を表しながら質問申し上げます。
○政府委員(森実孝郎君) 御指摘のように、マル寒関係の法制は六回目の延長であり、またマル南関係は三回目の延長になるわけでございます。
○川村清一君 マル寒もマル南も九〇%以上目標を達成しているということになりますれば、これは大体効果があったものというふうに判断して差し支えないと思うわけで、その数字を聞いて私も一応安心したわけでございます。 その次にお尋ねしたいことは、これも表によって質問するわけですが、ここに「北海道寒冷地・南九州畑作営農改善資金の実績及び法延長後における認定計画戸数」という表がある。
○川村清一君 北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法及び南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案に対して質問いたしますが、非常に法律の名前が長いですから、略称、われわれは北海道の方をマル寒資金と称し、それから南九州の方をマル南あるいはマル南営農資金、こう言っておりますので、マル寒、マル南というような、こういう名称で呼びますので、お許しをいただきたいと思います。
それで、私どもの鹿児島地方というのはカルデラ地帯ですから、農業の部面でも、日切れ法案で最近また可決されようとしております通称マル南というのがあります。
○下田京子君 農林漁業金融公庫法の改正案に当たりまして、去る三月の二十三日、本委員会で、私、マル寒、マル南法案の審議のときに、実は公定歩合の引き下げあるいは財投資金金利引き下げという状況の中で、農林漁業金融公庫の金利引き下げを考えてはいただけないかというふうに質問申し上げたはずでありまして、そのときに、このままもし農林金融公庫関係の金利引き下げがなされないとこれは大企業中心にメリットがいくのじゃないか
○国務大臣(中川一郎君) 前のマル寒、マル南審議の際に申し上げたことは、いまも変わっておらないわけでございますが、ただ、今回の金利引き下げというものは、公定歩合が三・五という戦後珍しい下げ方である。
○政府委員(今村宣夫君) その中核農家以外の小規模経営の農家が、これを中核農家まで上がるということにつきましては、制度としてはいろいろな制度があるわけでございますが、特に今国会において御審議をいただきまして、五年間の延長をお願いしたマル寒、マル南資金の制度も、その重要な一つであろうかと思います。
○神田委員 と申しますのは、私は、三月三十日のマル寒、マル南の審議の際に、現在公定歩合が引き下げられた、これに関連して農林漁業金融公庫の貸付金利の引き下げをどういうふうに考えているのかという質問をしていたわけであります。
最初に、過日マル寒マル南の法案の審議もございまして、そのときにも畑作の今後のあり方等についてはいろんな議論があったわけでありますが、これはまあきょうは法案の審議でありますから、今後の日本農業の中で畑作というものがいかに重要であり、農林省としてもそれに対するいろんな施策を打ち出しておるわけでありますけれども、これを畑作の重要性にかんがみましての諸施策、そしてまた基本的な考え方等いろいろただしたいところでございますが
それから、五年間延長をこのマル寒資金とマル南資金にお願いしているわけでありますが、北海道があと五千戸残っている、それからマル南地域が一万二千戸残っているということでありますので、これは五年の間にぜひ完全消化をして、低いところにいる農家を中庸規模のところまでに到達させたい、こういう努力をいたしたいと思います。
○大場政府委員 マル寒の五千戸それからマル南の一万二千戸、これは五年間に十分認定をして融資対象農家として選定し得るというふうに思っております。これは過去の実績等から見ても、がんばればできない数字ではないと思っております。 それから、次に御指摘のありました、たとえばマル南で言いますと、畑作農家のうち中庸以下の農家というものが南九州の場合十二万七千戸ある。
○瀬野委員 大場局長、そこで算術計算しても、マル寒資金の対象農家は約二五尺 マル南の資金対象農家は十二万七千戸で、計画戸数を認定してもなおかつその他の農家がマル寒で一万五千戸、マル南で十一万五千戸残存するということになりますね。これは全部が全部融資を受けるとは限らないとしても、そういう計算になりますか。
○原田立君 マル南地方の土地改良事業ですね、それは一体何年計画で目標は幾らで、現実はどのぐらいまでいっているか。その点はどうですか。
○政府委員(今村宣夫君) いま申し上げましたような考え方でございますから、したがいまして基盤の整備とか、あるいは総合資金でありますとか、あるいはそれと並びますマル寒、マル南資金等につきましては、そういう私は財投資金と連動さして変動させるべきではなくて、むしろそういう政策色彩の非常に強い金利につきましては、これは上がった場合にも上げないし、同時に下がった場合にも下げないで置いておくことが政策的にベター
○久保亘君 今回、さらに五ヵ年の延長を提案されておりますいわゆるマル寒、マル南資金制度は、私はこれは農家金融としてとらえるよりは、むしろ農業振興政策そのものとしてとらえなければならない問題であると考えております。
プロパー資金の農協系統の貸付金利がなるべく下がるように農林省も行政指導としてやっておりますし、また、制度金融についてはきめ細かく、近代化資金、この前のマル南、マル寒資金等数多くございますが、農業を取り巻く情勢は非常に厳しくございますので、金融行政によって農家の生活なり営農が前向きにできるよう、これまた、今後とも大事な政策課題として取り組んでまいりたいと存じます。
したがって、昨日もマル寒法、マル南法の法案審議にあたって、私は、そうした農村の実情を踏まえてマル寒法のいわゆるはだに触れるような改正をお願いしたいということを申し上げたのも、この趣旨に基づくものであります。 そこで農村の実態は、さらに「むすび」の中で白書はこういつているわけであります。
これも農林大臣にお伺いいたしますが、きのうはマル寒、マル南法案の審議をして当委員会で採決をしたわけですが、その際農林漁業金融公庫総裁も呼んでいろいろ私もお尋ねしました。
○小沼政府委員 御指摘のマル南資金農家等、これは今後やはり中核の農家となって、いずれ上層農家に育っていくという農家でございますが、そういう農家は、やはり生産組織あるいは農業団地の今後のにない手になるというふうに考えるわけでございます。
○櫻内国務大臣 やはりマル寒、マル南ともに、お示し申し上げておる所得、マル寒の場合には百十万円程度以下の畑作経営農家、マル南については七十万円程度以下の畑作経営農業者、こういうことで、御質問の御趣旨は、経営規模というか、むしろ耕地面積を中心に御指摘のようでございましたが、私どもとしてはやはり所得を中心に考えて、これを引き上げていくようにこの資金を活用していきたい、この辺に重点があるということを申し上
○小沼政府委員 マル南の資金につきましてもマル寒と同様でございますが、今後御指摘の戸数が融資を受け大きな農家に育っていくためには、いろいろな助成措置が必要でございます。
その同じ時点でマル南の資金を借りた農家ということで比較しますと、四十三年に四十二万九千円というのが、四十五年には七十一万ということでございまして、伸び率で一六五・五%ということになっております。
○国務大臣(櫻内義雄君) マル寒、マル南ともにほぼ目標の五〇%程度、すなわちマル寒の場合でいきますと、四十三年度から四十七年度までの五カ年間で融資対象戸数を一万二千五百戸といたしましたが、その実績は約六千五百戸でございまするので五二%の達成率でございます。